Rule, Britannia!
ルール・ブリタニア

世界の行進曲・愛国歌/イギリス

解説

『ルール・ブリタニア Rule, Britannia!』は、イギリスの古い愛国歌。ロンドンで1745年に初演された。

タイトルの「ルール Rule」とは、「統治する、支配する」の意。

現在でも、ロンドンで毎年夏に開催されるクラシック音楽コンサート「BBCプロムス」の最終夜に演奏される。

また、スコットランドのサッカークラブ、レンジャーズFCのサポーターソングとしても歌われている。

歌詞・日本語訳

When Britain first, at Heaven's command
Arose from out the azure main;
This was the charter of the land,
And guardian angels sang this strain:

太古の昔 神の手により
紺碧の海から生まれ出でしブリテン島
これぞ国の証
守護天使らは かく歌えり


"Rule, Britannia! rule the waves:
"Britons never will be slaves."

<繰り返し・リフレイン>
統べよ、ブリタニア! 大海原を支配せよ
ブリトゥンの民は 断じて隷属はしない

The nations, not so blest as thee,
Must, in their turns, to tyrants fall;
While thou shalt flourish great and free,
The dread and envy of them all.

燃え盛る黄金の矢を我に!
望みの矢を!槍を!雲をけちらせ!
炎のチャリオットを!

Still more majestic shalt thou rise,
More dreadful, from each foreign stroke;
As the loud blast that tears the skies,
Serves but to root thy native oak.
威厳さを増す汝を前に
外敵はさらに恐れをなし
天を裂く突風の前にも
樫の木はただ地に根を張るのみ
Thee haughty tyrants ne'er shall tame:
All their attempts to bend thee down,
Will but arouse thy generous flame;
But work their woe, and thy renown.
不遜なる暴君には屈せず
汝を貶めるあらゆる姦計は
汝の寛大なる炎を呼び起こし
奴らの苦悩となり、汝の名声となろう
To thee belongs the rural reign;
Thy cities shall with commerce shine:
All thine shall be the subject main,
And every shore it circles thine.
汝の威光は辺境にもとどろき
都市は栄え光り輝く
統べられし土地はすべて汝のもの
四方の海もすべて汝のもの
The Muses, still with freedom found,
Shall to thy happy coast repair;
Blest Isle! With matchless beauty crown'd,
And manly hearts to guard the fair.
ミューズの女神達は自由を湛え
汝の幸福の岸辺におもむくだろう
比類なき美を冠した祝福されし島よ
清きを護る雄々しき心よ

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