『The British Grenadiers ブリティッシュ・グレナディア』は、17世紀から19世紀にかけてイギリス軍の近衛歩兵連隊をモチーフとした行進曲。

上写真は、ロンドンのバッキンガム宮殿前で行われる衛兵交代式の様子。近衛歩兵隊は、グレナディア・ガーズ（Grenadier Guards）、コールドストリーム・ガーズ（Coldstream Guards）、スコッツ・ガーズ（Scots Guards）、アイリッシュ・ガーズ（Irish Guards）、ウェルシュ・ガーズ（Welsh Guards）の5つの連隊がある。

グレナディア・ガーズ（Grenadier Guards）とは？

グレナディア・ガーズ（Grenadier Guards）の起源は、17世紀のイングランド王太子チャールズ（後のチャールズ2世）の下に設立された護衛部隊にさかのぼり、以後ナポレオン戦争やクリミア戦争、第二次世界大戦、そしてイラク戦争に至るまで、イギリスが参戦した戦争の殆どに従軍している。

Grenadier が擲弾兵を意味することから、グレナディア・ガーズは「近衛擲弾兵連隊」、「擲弾兵近衛連隊」等と訳されることも多いが、イギリスにおけるこの例では「グレナディア」は兵種そのものではなく「称号」としての意味合いが大きい。

実際、「グレナディア」の称号は、1815年6月の「ワーテルローの戦い Battle of Waterloo」の戦功を称えるために授けられたもので、それ以前は「ファースト・ガーズ First Guards」や「First Regiment of Foot Guards（第一近衛歩兵連隊）」などと呼ばれていたようだ。

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国家データ

首都	ロンドン　London
面積	約24.2万km²
人口	約5878万人（96年）

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