南アフリカ共和国国歌

南アフリカ共和国/The Republic of South Africa

ネルソン・マンデラ大統領が1997年に制定した南アフリカの国歌。マンデラ大統領の民族和解・協調政策の一環として、『神よ、アフリカに祝福を』と『南アフリカの呼び声』の2曲が一つの曲として編曲された。

『神よ、アフリカに祝福を(God Bless Africa)』は讃美歌としても知られ、タンザニアやザンビアの国歌としても採用されている。同曲は、1987年公開のイギリス映画「遠い夜明け Cry Freedom』でもサウンドトラックに使用された。

<上写真:南アフリカ共和国最大の部族ズールー族のダンス>

国旗の色の意味は?

南アフリカ共和国の国旗は1994年4月27日に制定され、その多彩な配色からレインボーフラッグ(Rainbow-Flag)とも呼ばれる。

赤・青・白はかつて南アフリカ共和国を支配していたオランダイギリスの国旗の色であり、緑・黄・黒はネルソン・マンデラ大統領の所属した政党であるアフリカ民族会議(African National Congress)党旗の配色であることから、南アフリカ共和国の歴史が国旗の配色に込められているとも解釈できる。

オランダ国旗

アフリカ民族会議(African National Congress)党旗

色の意味について公式な説明はなされていないようだが、まず赤は過去の対立の中で流された血、青は空と海、緑は農場と自然を表すと解釈されることがあるようだ。そして黄色は金鉱などの天然資源、黒は黒人とアフリカ諸国の団結、白は白人と平和を示すとされている。

ゴールドラッシュでヨハネスブルグ誕生

1886年、南アフリカ北東部の高地ウィットウォータースランド(witwatersrand)で金鉱脈が発見されると、アフリカ各地はもとより世界各国から金山で一攫千金を狙う移住者が大勢流入し、いわゆるアフリカ版「ゴールドラッシュ Gold Rush」が発生した。

<右写真:南アフリカのクルーガーランド金貨>

ウィットウォータースランドの金鉱脈周辺は人口が急増し、今日の南アフリカ最大の都市圏ヨハネスブルグ(Johannesburg)が誕生した。

ヨハネスブルグ(下写真)は証券取引所JSEの所在地としても知られ、アフリカ有数の金融センターとして南アフリカ経済の一翼を担っている。

なお、南アフリカの金産出量は年々減少しており、2008年には中国が南アフリカを抜いて金産出量世界一となった。その他、アメリカ、オーストラリア、ロシア、ベルー、インドネシアも金の算出が多い。

世界最大のダイヤモンド原石 カリナン

南アフリカ共和国はダイヤモンドの産出地としても知られ、特に1905年にカリナン鉱山(Cullinan Diamond Mine)で採掘された史上最大のダイヤモンド原石カリナン(3,106カラット)は世界的に有名。

カリナンは1907年、イギリス国王エドワード7世に誕生日祝いとして贈呈されると、オランダのロイヤル・アッシャー・ダイヤモンド社によって9つの大きな石にカットされた。

9つのダイヤモンドはそれぞれカリナンI世からIX世と名付けられ、この内530.20カラットもある最大の「カリナンI世」は、別名「偉大なアフリカの星(The Great Star of Africa)」と命名され、イギリス王室が所有する世界最大級のカット・ダイヤモンドとして、ロンドン塔で永久展示されている。

写真:カリナンI世からIX世のレプリカ(ガラス製)

ちなみに、世界最大の研磨済みダイヤモンドは、1985年に南アフリカ共和国のプレミア鉱山で採掘されたザ・ゴールデン・ジュビリー(The Golden Jubilee Diamond)。原石は755カラット、研磨後は545.67カラットで「カリナンI世」よりも15カラット以上重い。タイ国王のラーマ9世が所有している。

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歌詞の意味・日本語訳

Sounds the call to come together,
And united we shall stand,
Let us live and strive for freedom,
In South Africa our land.

結束の呼び声が響き渡り
いざ共に立ち上がらん
自由のために生き戦わん
南アフリカ 我等が祖国

国家データ

首都 プレトリア(行政)、ケープタウン(立法)
ブルームフォンテーン(司法)
面積 122万km2(日本の約3.2倍)
人口 約4,932万人(2009年)

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